4月29日、ゴールデンウィーク前半の中日のこの日は、快晴に恵まれて絶好のハイキング日和。近場で軽く汗を流そうと思って、奥高尾の景信山と陣馬山を巡るコースに足を伸ばしてみた。
9時半前に東京駅を出発、高尾駅まで電車で出てバスに乗り換え、20分程で景信山への登山道の入り口となる小仏バス停に到着。11時頃には登り始めることができた。景信山まではゆっくり歩いても1時間、新緑の中山道を気持ち良く進んでいく。途中視界が開けると武蔵野台地に広がる街並みも見渡せる。
景信山山頂からの景色がなかなか良い。富士山と相模湖を同じ視界の中で見ることができた。丹沢の向こう側から顔を出す富士山はまだ雪化粧をしていて、青空に白が映える。本当にいつも不思議に思うけれど、富士山を見るだけで気持ちが少し晴れやかになるのはなぜなんだろう。
景信山から陣馬山までの道のりはほぼ平坦で、約2時間。汗をかきながら歩を進めても風が涼しくて心地良く、一向に疲れない。何よりも新緑、若葉の瑞々しい色合いが目も心も存分に癒してくれた。
14時頃にこの日の目的地陣馬山山頂に到着。この山頂は標高が857mしかないのに周りに高い山がなく、360度のパノラマを展望することができる。かなりの標高まで登らないと視界を遮るものがあることが多いので、得した気分。
山頂には茶店が何軒もあって、その内の一軒でなめこ汁を注文して、持参したおにぎりとランチ。単なるコンビニおにぎりなのにとても美味しく感じるので、山プレミアムは素晴らしい。今度は友人大勢で来て、コンロでも持ち込んで鍋をしてみたい。
ところで、山頂付近ではまだ桜が咲いて驚いた。東京都心部だと4月1、2日あたりが見頃だったのに。標高が違うとこれだけ開花時期もずれるんだなと実感。
陣馬山山頂からは、高尾駅までのバスが出ている陣馬高原下バス停までひたすら下ること約1時間。最終的に高尾駅に着いたのは17時半頃だった。合計上がること約850m、下ること800m、総歩行時間4時間程度と、かなり手頃なハイキングコース。週末の軽いリフレッシュには持ってこいだと思った。
さあ、いよいよ山シーズンが近付いてきた。今年はかなり登りたい。
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